耳垢にも種類がある!自分のタイプは?

耳垢にも種類がある!自分のタイプは?掃除の方法は?

 

耳垢とは、耳の中に溜まる垢のこと。別名みみくそとも言い、正式な読み方を<じこう>とします。誰しも日常的に綿棒で耳掃除をしますが、耳垢はいったい何が原因で溜まっていくのでしょうか。それは、空気中のホコリや、皮膚の残骸、耳の中の腺から出る分泌物などが原因です。

 

そしてこの耳垢には大きく分けて2つの種類があります。それは「湿性」と「乾性」です。その名の通り湿ったものと乾いたものです。白人や黒人のほとんどは湿性の耳垢を持っておりますが、アジア人は半数以上が乾性であると言われています。では、その湿性と乾性とでどんな違いがあるのでしょうか。

 

湿性の耳垢の人は、ワキガの人や汗臭い人が多いという説があります。これにはアポクリン腺が関係していると言われているからです。耳垢が湿る原因が、耳の中の汗を分泌するアポクリン腺が多いことにあり、汗の量が多いと体臭も強くなるからと言われています。このアポクリン腺は個人差があり、また同一人物でも年齢によって変化していきます。これにより湿性か乾性かに分かれます。

 

また、この2種類の耳垢はさらに細分化することができます。湿性の中には水飴のようなベタベタした「粘液タイプ」、小粒のざらざらした「ザラメタイプ」、剥がれた皮がベタベタしたような「薄皮タイプ」があります。
また乾性の中には「粉タイプ」や、乾いた薄皮が剥がれたような「薄皮タイプ」に分けられます。
また、この粉タイプというのが最も掃除がしにくいものになります。乾いていて細かいので耳の奥の方に落ちやすく、また綿棒なので奥に押し込んでしまうこともあります。

 

耳垢の種類により、適した掃除の仕方があります。湿性の耳垢の人は掃除がしにくいので、綿棒を回転させるように掻き出すとやりやすいです。しかし奥に汚れを押し込んでしまうと炎症の原因になってしまうので、耳の入り口をサッと掃除するくらいがベストです。乾性のタイプの人は綿棒よりも耳かきで掻き出すように掃除すると汚れが取れやすいです。また、そもそも耳には自動洗浄作用があるので、量が少なく乾性の耳垢であれば、あまり手を加えなくても問題はありません。また、耳垢をくっついてとる粘着タイプの綿棒は、粉タイプの耳垢の人に向いています。

 

耳垢はただ汚い邪魔なものに思えますが、実は私達の体にはなくてはならない大切なものなのです。耳の健康を保つために、ホコリが耳の奥に入らないようにしてくれたり、菌の繁殖を抑えたりしてくれます。殺菌作用があるため、かえって耳垢が無さすぎると炎症が起こってしまうことがあるのです。耳垢こそが私達の耳の健康を保ってくれているのです。