拍動性耳鳴りの原因とは?
拍動性耳鳴りの原因とは?
耳鳴りというとまず高音でキーンとかピーとなるような音を想像する人は少なくないでしょう。
これは間違いではありませんが、なかには拍動性耳鳴りといって、鼓動のようにドクンドクンといった感じで血管が脈打っているような耳鳴りを感じる場合があります。
この拍動性耳鳴りの原因としては、大まかに2通りのパターンが考えられます。まず一つは、脳や脳周辺に腫瘍などの病気がありこの拍動性耳鳴りを感じている場合です。この場合脳のCTやMRIを撮って、原因の究明と治療が解決の道へとつながります。そしてもう一つは音を感じる神経が何らかの錯覚からこの音がきこえているように判断してしまっているという場合です。この後者の場合は、正直なところ神経系の病気(異常)ということになり、対処が難しいというのが現実です。
特に脳などに支障がある場合におこる拍動性耳鳴りは、ひどくなるとめまいや吐き気を伴う傾向にあります。また慢性的な中耳炎のある人はこの拍動性耳鳴りを感じる場合もあるとされています。いずれにしても拍動性耳鳴りは影に重大な病気が潜んでいる可能性が高いですから、早めに医療機関を訪れるようにしましょう。
ただしこの拍動性耳鳴りは原因が不明な場合も多くみられ、その場合には治療が難しいという場合も多いです。心臓病や高血圧といったものが引き起こしている可能性もあり、特定までにはかなりの時間と検査を必要とすることでしょう。なかなかみつからない原因と、続く耳鳴りに不安や焦りが募るかもしれませんが、様々なパターンを想定して自分に当てはまるケースを探していくことが必要です。
特に耳鳴りは医師に伝えることができませんから、自分自身でどういったときに拍動性耳鳴りを感じるのか、どうすれば治まるのかなどを発見するように努めます。拍動性耳鳴りに悩まされる人のなかには、首の動脈をおさえると耳鳴りが治まるといったような症状がある人もいます。こういった症状を伝えることによって潜んでいる病気の発見につながりますから、拍動性耳鳴りにおいて自己観察はとても大切なのです。
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