メニエール病による耳鳴りを治療するには

メニエール病による耳鳴りを治療するには

メニエール病による耳鳴りを治療するには

 

季節の変わり目や体調がすぐれない時などに頻繁に耳鳴りが起こるという方は、メニエール病を発症している可能性があるため注意が必要です。メニエール病とは耳鳴りや難聴、激しいめまいなどを症状とする内耳疾患で、疲労やストレスなどが原因となっていることの多い病気とされています。しかし、最近ではめまいの起こらない蝸牛型メニエール病と呼ばれるものを発症している患者も増えており、ただの耳鳴りだと思って長期間放置してしまう危険性も指摘されています。

 

通常の耳鳴りとメニエール病による耳鳴りとの違いは、その頻度にあります。メニエール病の耳鳴りはその都度きちんと治療しないと聴力の悪化につながってしまいますので、症状が頻繁に表れる場合は早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。

 

メニエール病の耳鳴りは、増加した内耳のリンパ液が神経を圧迫することが原因とされています。しかし、なぜリンパ液が増加するのかはまだ解明されておらず、はっきりとした治療法がないことが大きな課題となっています。現時点で分かっているのは疲労やストレスによる体調不良が大きく影響しているということで、耳鼻科での治療はこの体調不良を治すことに重点を置いています。

 

メニエール病と診断された場合には内服薬が処方されるケースがほとんどです。まずはリンパ液を減少させるための利尿剤などが用いられますが、耳鳴りの症状にはステロイド剤が使用されることが多くあります。特に利尿剤には即効性があり、症状が起こりそうな時に事前に服用することも効果的です。他にも精神安定剤やビタミン剤など様々な内服薬が処方されることが多く、それに加えて患者自身による体調管理やストレス緩和なども大切なポイントとなります。

 

メニエール病の症状の一つである激しいめまいは吐き気を伴うこともあるため、内服薬の服用が難しい場合もあります。このような場合は注射や点滴によって薬の投与を行うこともできますので、症状の強い方は医師に相談するとよいでしょう。